大人の自由研究所

大人だって分からないことありますし。引き出しの多い大人を目指します。

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ガソリン価格はなぜ下がったのか

ガソリン価格が下落しています。

8月にはなんで下がらないの?っていうエントリを書いたんですが、その直後より値下がりが始まっていて、原油価格は14週連続での値下がりです。

ガソリン販売は値上げ要因はすぐにでも反映させるくせに、値下げ要因はなかなか反映させないひどい業界ですが、ここで分かるのは円高とか円安とか、為替の動向は原油価格の上がり下がりにあまり影響がないということです。

結局は国際的な原油取引がどうなっているのかどうかで決まるんですね。

国際的な価格が下がった要因には大きくは2つあるようで、1つはアメリカのシェール革命ですね。

アメリカという最大の消費国がシェールオイルを産出するようになったので、輸入がほとんど必要なくなったということ。

2つ目は、世界最大の石油財閥であったロックフェラーが化石燃料への投資から手を引いたということ。

上の2つとは別ですが、ISISイラクの油田を制圧したニュースが以前流れてましたが、そこから周辺国に密輸されている原油は、正規に取引されている原油の約1/5だそうで、長くは続かないでしょうけど、下げ要因にはなりますよね。

日本には製油所もあるんですが、原油は下がっていて、ガソリンも下がったのに灯油は下がっていないです。まあ、灯油は室内で燃やす前提ですから、不純物などの規格が厳しくて、もともと生産コストはかかるようですけど、とは言っても安かった時からすると倍にはなってますから、下げる余地はあるでしょ。でも下がらない。

これから需要期ですから、ほっといても値段は再び上がってきます。

それを沖合に停泊して待っているタンカーがたくさんあるようです。

こうなると、石油関係の製品が寡占状態で価格決定権が元売、小売側にあるのがこの問題の根本的な原因ですよね。

環境税、消費税の2重課税の問題もあったりで、ただでさえ高いのに、田舎に行った時の生活必需品が足もとを見られて価格を吊り上げられてるんですよ。

最近画期的な電池のイノベーションの話もありましたし、あれがなんとか実用化されて、燃料電池の充電が格段に早くなればなあ。

早いとこ化石燃料からできるだけ足を洗う社会になればいいですよね。

※12月4日に下の表記を足しました。
12月3日現在、未だ下げ基調のようです。5か月間チャートを貼りますので参考にしてみてください。
WTI原油先物価格チャート