大人の自由研究所

大人だって分からないことありますし。引き出しの多い大人を目指します。

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勝手に動く石「セーリングストーン」の謎が解き明かされる

アメリカ デスバレーのあの勝手に動く石、わかりますかね?

 

セーリング、つまり勝手に航海する石についてです。

 

場所はデスバレー国立公園、平坦で干上がった、かつては湖の底だったところです。

 

そこでよなよな石たちがうこめきあい、朝になるとその痕跡だけが残っていて、誰もその動くところは見たことがないという…。

 

これまでに動物が動かしてんじゃないかとか、地球の引力、地震など、色んな説がありましたが、すべて否定されてきたんですね。

 

動き方はジクザグだったり、ゆるやかにカーブを描いたりだとか様々ですが、1年間で約500メートルほど動く岩もあるようです。

 

石の重さは14キロ前後のものが一番多いそうですけど、最早石とは呼べない317キロの岩(アメリカっぽくカレンという名前がついてます)も動いてます。

 

悩ましいのは、大きい石の方が小さい石よりも遠くへ移動していたり、石が坂道を登ったりしている事実が判明したからなんです。

 

またこの石が動いた軌跡には明確な特徴があります。

 

それは元あったと思われる場所から離れるに従って、その軌跡がより広くなるという点です。

 

この難問にNASAが2010年から挑んでいたんですが、ついに謎が解明されたようです!

 

風による移動は、もし数百キロの重さの岩を動かすのであれば、時速200キロ以上もの風速が必要なので、否定されてきたんですね。そんな風吹くわけないですからね。

 

そこで次に有力だとされたのが、氷でした。

 

デスバレーは標高が高いところにあるので、夜になると氷点下となり、雨が湖底に当たって石の下で凍る。そこに風が吹いて石が動く。風と氷の合わせ技。

 

これがその謎に迫った研究者たちの仮説でした。

 

その後、石にGPSをつけたり、気象をモニターしたり、カメラで撮影したりした結果、この仮説が正しいことが証明されたようです。

 

なるほど。なんかすっきりした反面、科学で証明できないことってそうそう起きないんだなと思うと少し残念です。

 

尚、この解明については今週発売の雑誌に掲載されるようですよ。