大人の自由研究所

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広島土砂災害を海外はどう伝えたか

広島の土砂災害は、未だ25名以上の方の行方がわからず、一人でも多く無事であってほしいですし、どこかに避難済みの方が一人でも多くいてほしいです。

僕も小さい時に災害で父親を亡くしているものですから、災害で亡くなる方のニュースを耳にすると心が痛みます。

海外でもこのニュースは速報などで大きく伝えられました。

広島の土砂災害 海外メディアも速報-NHK NEWS WEB

 

USA TODAYでは、映像と共に捜索活動が続いてる様子を伝えています。

 

Hiroshima landslide rescue work continues-USA TODAY

 

AP通信は、日本は国土の6割以上を山地が占めており、常に土砂崩れの危険に直面しているという記事を配信し、英国BBCも早い段階から広島のニュースを配信していて、日本は住宅地に山が迫り、多くの家々が急傾斜地に建っていると伝えています。

日本では、その傾斜地の地質が問題なのではないかという話や、避難指示を出したタイミングやなぜ土砂災害が起こった場所が宅地として許可されていたのかなどの行政の対応が問題になっていますが、海外、特に国土の広いアメリカやヨーロッパでは、日本という国には平地が少なく、山間部に多くの家々があり、常に危険と隣り合わせだという分析がなされています。

あとは日本の報道では、僕はほとんど気がつかなかったんですが、臭いに言及している記事も多かったです。土砂崩れ、土石流が起きているときに出る臭いですね。生臭さ、泥臭さ、焦げ臭さなど、泥や折れたりした樹木、ぶつかり合う岩から出る臭い。これは土石流を知らせるサインとなるようですが、でも、これがしてからだともうすでに現象がはじまっているわけで、気づいても手遅れだったかもしれないんですよね。

臭いについては別ですけど、島国の日本では平野がせまくて、山にへばりつくように山間にずっと住んできたわけですから、日本人にとっては、危険だということは言われなくてもわかっているというか、こういう事故があって、自分が住んでいる場所の危険性を確認する必要があるんだ、という話になってあらためて思い出したという感覚に近いんじゃないでしょうか。

今後もどこかで事故は起こるでしょうし、実際北海道の礼文でも大雨が降って崖崩れが起きましたね。いくら過去の統計データがあっても、これからの季節の天気はわからないし、数時間後にとてつもない、これまでに経験したことがないような大雨で街が水没するかどうかも現状では判断できないですよね。

こういう大きい災害を経験したあとはみんな怖くなるんで、しばらくは覚えていて避けていても、いつかは住むようになるでしょう。津波の時にも同じような話がありましたし。そうであれば、危険箇所には住まわせないという強制力を発揮できるのは行政しかいないわけですから、行政の重要性があらためてはっきりした、ということになるのではないでしょうか。

僕の父親が亡くなった時のことを思い出すと、そんな他人のことなんか考えてられなかったですし、なんで自分たちがこんな目にあうんだって思いましたし、マスコミの方たちの無神経さも正直頭に来ました。でも後になると、自分たち以外の人に同じ思いをしてほしくない、そう思いました。

沢山の人が亡くなっている状況では、マスコミの方たちの対応も難しくなるでしょうが、僕たちに何が起きているかを伝えてくれるのもマスコミの方たちなわけです。海外の報道も含めて、何が起きたのか、正確に把握をして、今後につなげていくしかないかと思います。