大人の自由研究所

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エボラ出血熱感染のアメリカ人医師が退院

西アフリカでエボラ出血熱の治療にあたっている中、自らも感染し、アメリカに帰国し治療中だった2名が退院しました。

エボラ感染の米国人2人が退院 「奇跡のよう」

この2名は臓器障害を起こす前に治療が開始されていたことから、この2名から他の人に感染が拡大していくことはないとされています。

この治療に使われたのが、「Zmapp」という治療薬です。

Zmappは実験段階の未承認薬だったのですが、感染拡大に対応するために急きょ承認された薬ですね。

そもそもなぜエボラ出血熱の発見から30年くらい経っているのに、いまだ有効な治療手段がないのかといえば、それはやはりアフリカの病気だからということになります。

致死率が異様に高いとはいえ、アフリカという地域に限定されている病気なので、これまでは全世界的な問題にはなりませんでした。

さらにはアフリカが世界の中では低所得の地域であるため、高額となる薬の開発コストを回収できるめどが立たなかったという経緯があるらしいです。

なるほど。薬のメジャーどころはアメリカやヨーロッパに集中していますからね。

ところが、今回のアメリカ人みたいに、アフリカ以外から医療援助に行って感染する人が増えてきたんですね。医療従事者160人が感染し、そのうちの80人がすでに亡くなったと言われています。

そうなるとほっとけなくなった。治療する必要がでてきたんです。これは感染経路が変わったということでなく、これまでと違う大量の感染者が発生したことで、ちょっとした不注意から感染する医療従事者が増えたということだと思うんです。アメリカも自国民が死ぬかもしれないとなったときにそのまま死なせるわけにいかなくなった。

だけど、このZmappが本当に効いたのかどうかはまだわからないようです。というのもこの薬が投与されたのは事実なのですが、同時に感染し回復したアフリカの少年の血液が輸血されていたということなのですね。抗体を含む可能性がある血液が輸血されていた。

何はともあれ、行われた治療のどれかで2名とも助かったわけで、なんとか治療や感染拡大の防止に役立てばいいなと思います。

少しずつヨーロッパ、アジア各国で疑いがある患者の報告が上がっていますよね。封じ込めが失敗して世界中に広がるというのは最悪の結末ですよね。まだまだ終わりは見えないようです。しばらくは注意して見守る必要がありそうです。