大人の自由研究所

大人だって分からないことありますし。引き出しの多い大人を目指します。

大人だって分からないことありますし。引き出しの多い大人を目指します。

広島の土砂崩れはなぜ起きたのか

今朝テレビで大規模な土砂災害のニュースがありました。

日中報道の内容は厳しさをましていきました。

帰ってきてニュースをみると、亡くなった方の数がどんどん増えていっています。

これ以上の被害拡大がないことを祈るばかりですが、そもそも広島でなぜこのような大災害が生じたのでしょうか。

産経ニュースに詳しい状況が書いてありました。

また起きた…もろい「まさ土」地質 広島県は土砂災害危険箇所が全国最多 産経ニュース

 

なるほど。平成11年にも同じような大規模災害が起きていて、その時に国も危険性を把握し、土砂災害防止法を制定、県も土砂災害のおそれがある地域を「土砂災害警戒区域」などに指定、今住んでる地域の危険性についての周知を行っていたようですね。砂防ダムの建設なども進んでいたようですが、とにかく危険な箇所が多すぎて、すべてに手がまわっていなかったというのが現状のようです。

それではなぜ広島にこんなに危険箇所が多いのでしょうか。

キーワードになりそうなのが「真砂土(まさつち・まさど)」です。

ウィキペディアから引用してみます。

真砂土(まさつち[1][2]・まさど[3])は、主に関西以西のなどに広く分布している風化花崗岩が堆積した土壌である。まさど、あるいは単に真砂(まさご)とも呼ばれる[1]

なお漢字を用いる「真砂土」は園芸用語であり、地盤工学では砂質土砂岩と区別するため「マサ土[4]とカナ表記が一般的であり、地盤工学会は「まさ土」に「まさど」と読みを当てている[3][5]

結晶粒子が大きくかつ鉱物結晶の熱膨張率が異なる花崗岩は、温度差の大きい所では粒子間の結合が弱まり、風化しやすい。風化が進むと構成鉱物の粗い粒子を残したままばらばらの状態になり、非常にもろく崩れやすくなる。このようにして生じた粗い砂状の粒子は「マサ」と呼ばれ、そのマサが堆積した土を「マサ土」と定義している[4]

砂質土と違い、マサ土は花崗岩の種類によって構成粒子の粒径に差が生じたり、細粒分の差が生じたりする。花崗岩地帯にはマサ土が広く分布し、西日本においては特に風化が進行しやすい、降雨が少なく温暖な気候が続くという特徴を持つ瀬戸内海式気候の区域に見られる傾向がある。またその特徴から深層部ではなく地表に近い層に堆積しており、強い降雨により多量の砂が流れ出すため、花崗岩地帯の多くが砂防指定地や保安林に指定され、土砂災害対策が講じられている。

西日本に多く分布している、花崗岩が風化して堆積した土で、雨が少なくて温暖であるからこそ花崗岩の風化が進みやすく、ゆえに瀬戸内海式気候の区域では多く見られるということでしょうか。さらにはその風化したものが堆積するという特徴から地中深くにというよりは地表に近い部分に堆積しやすいということのようです。

やわらかいので造成がしやすい反面、強い雨が降ってしまうと、保水ができずに多量の土砂が流れだす危険があるということですね。

今回、小さい沢に土砂崩れで土砂が流れ込み、倒された樹木が水、土砂をせき止めてこらえきれなくなった時に一気に土石流となってふもとの町を襲いました。さらには土石流とはならずともがけ崩れを起こし、それで壊滅的な被害を受けてしまった家もありました。

また雨が大量に降った時間も災いしました。総雨量は217.5mmに達しました。午前1時15分に土砂災害警戒警報を発表。でもこの時間だと、眠っている人もいますし、その警報を聞いて避難しようとしてもその時間に果たして逃げられたでしょうか。

そうなると、あらかじめ自分や家族が住んでいる地域、地区がどいうところであるのか、ハザードマップなどを確認することで把握をしておいたほうがいいですよね。行政からすぐに全員避難させるような指示が出せるのかというと毎回そうだとは言えないですよね。そうであれば土砂災害警戒警報の一歩手前、大雨洪水警報が出たときに雨が降っていなくても避難をするということをきめておくしかないかなと思います。

日本で人が住んでいるところのほとんどは過去に山が崩れてなだらかになったり、平たくなったりしている場所です。絶対に土砂崩れが起きないということが言い切れないわけですから、いざという時に備えましょう。